2011年12月6日火曜日

なんでキリマンジャロなのか?


 なんでキリマンジャロなのか?

 5月4日、僕は秋田にいた。僕はその日の夕方まで宮城でボランティアをしていてそのまま、秋田に向かった。井口、こうへいと会うためにだ。三月にいったタイの話をこの日のために温めておいて、一晩中語り合った。タイのこと、ボランティアのこと、大学のこと、そしてこれからのことについて、語った。
 あの夜はかなりあつかった。たぶん、少しでも自分のことについて考えたことがあって、少なからずこれからのビジョンみたいなのをイメージできてて、そして、どこか変、そんなやつらが集まってたから、自分の思ってることとかやりたいことを腹わって話しができた。そんな中で、山登りてー!!!みたいな流れになった。井口がキリマンジャロだろ、みたいな話をして、よっしゃ行くぜ!みたいな、こういう流れでキリマンジャロ登山の夢ははじまった。ただのノリじゃん?みたいなこと言われるかもしれないが、実際、ノリではあるが、理由がないわけではない。とりあえず僕がキリマンジャロについて思ってることを書くことにする。
 次、旅いくなら南米かアフリカかインドだなって、タイから帰国する飛行機のなかで考えてた。バックパッカーにどこがいいすか?みたいな話を聞くと、だいたいこの3つがくる。それも変な雰囲気のバックパッカーは必ず渋い顔して、こいつらをすすめてくる。だから、いずれ世界中をまわるにしても、いま、体力のある今だからこそ、この南米、インド、アフリカ、こいつらを見てみたかったからだ。チェンマイで出会ったおっちゃんがいっていた。(彼は、60歳くらいなのだが、若いときヒッチハイクだけでアフリカを横断した経験をもち、今は瞑想の終業をしていて、来週から本場であるネパールに瞑想しにいくといっていた、すごい人。)キリマンジャロはな、登ってるとき死にそうなんだ。でもな、それ乗り越えて頂上いくとな、すかーっとするんだな、あんなのはじめてだよ。って、こういってた。おれは感銘をうけた。その一瞬の気持ちよさ、すかーっとする感じ、そのためにすべてをかけて全力でやる。そういうのがすてきだ。かっこいいと思ったし、自分もやりたいと思った。キリマンジャロじゃなくてもいいだろって思うかもしれないが、キリマンジャロじゃなくちゃだめなんだ。
 もう一つ、それは椎名誠の「怪しい探検隊、アフリカ乱入」という本を読んだからだ。それには椎名さんが仲間たちとキリマンジャロに登った話が書かれているのだが、俺でもいけるんじゃね、登れそうだもんね的な希望を与えてくれた。やっぱりばかなことするのは最高に楽しいのだ。ぜひ読んでください。
 だから、つまりは、キリマンジャロの頂上いって、一瞬の感動みたいなのを味わいたいのだ。そのために最高のコンディションで、最高にばかなことをしながら登りたいのだ。

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